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2009年1月某日、秋葉原のスーパーモデラーズへ行く。ちょうど1年ほど前に開店したばかりだけど、早くも閉店だそうだ。オタクの聖地と言われる秋葉原でも模型商売は楽じゃないとみえて、他にも閉店のお知らせが時折発表されている。 まあ普通の模型店なら大した話題にもならないが、スーパーモデラーズが特殊なのは模型・模型用具製作販売のウェーブ、電撃ホビーマガジンを出版するメディアワークス、キャラクターグッズ販売のキャラアニ…等、非模型小売系企業によって運営されていたことだ。業界内部視点ではなくて外部の顧客視点での模型店作りということで、商品だけでなく製作実演などイベント運営も連動するという”新感覚”を掲げていた。 ただし、開店当初こそは派手な割引セールや作家サイン会などで賑わっていたものの、模型誌に見開き広告を載せたりして宣伝に力を入れていた割には、客足はすぐに途絶えていたようだ。 その理由は幾つかあるのだろうけど、やはり最大の失敗は安易に秋葉原に出店したということではないだろうか。秋葉原→オタクの聖地→簡単に顧客獲得→利益の獲得、、という読みだったのだろうが、秋葉原は確かに客層と重なり模型需要が多いものの、供給側の店舗も多い。価格とボリューム感で攻めるヨドバシ、品揃えの個性で生き残る各小規模店、競合他店との競争も激しいということを楽観していたのではないかと思う。秋葉原ではなくて、競合の少ない模型空白地を精査してからの出店地決定だったら状況は異なっていただろう。故にタムタムは地代の安い地方に大型店を出して、秋葉原はビルの一室程度の小型店舗しか出店していない。そのへんに模型小売素人集団ならではの短絡(アキバ=模型)があったようにしか思えない。 そして最大の問題は肝心の品揃えだろう。ジャンルあれども商品無しといった感じで、無目的にふらりと訪れれば適当なものが目に付くかもしれないが、これが欲しいという目的買いに対応できる品揃えには見えなかった。とりあえず陸・海・空・クルマ・キャラのコーナーあれども、具体的な売れ筋や定番的に押さえるべき基幹商品は無く、問屋に余っていたようなキットが和洋ともに目に付いた。 また、いくらイベントに力をいれても、商品売ってナンボが小売業なんだから、集客が売上げに繋がらなければ意味が無い。楽しい賑やかしは商品を売るための手段という冷徹な視点ではなくて、楽しさ演出で模型文化云々という甘さがあったのではないかなあ。 商売の中から文化を生み出していくことがベストなんだろうけど、悲しいかな、素人視点が悪いほうに転がったということだろうか。 |
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